中学生と高校生の子育て方法や接し方の違い

高校生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校二年生になる男子ですが、中学時代の反抗期にあまり変わりません。わがままにどの程度付き合ってもよいのか、中学時代と高校生との親の対応の違いを教えてください。

子どもが中学生のときと高校生のときで、親がやるべきことは違います。この部分ををしっかり理解しておかないと、子どもの自主性が伸びなくなります。

今回の記事では「中学生と高校生の子育て方法や接し方の違い」について詳しく解説していこうと思います。

現在、お子さんが中学生の方も高校生の方も、非常に役立つ内容だと思うのでぜひ参考にしてみてください。

義務教育は中学生までなので、高校生で無理に勉強させるのは間違い

勉強

親が子どもの教育を絶対しなければならないと法律で決められているのは、中学生までです。

この認識は実はとても大事で、中学生までは義務教育なのである程度は親のサポートが必要になります。

しかし、高校は義務教育ではありません。そのため、無理矢理勉強させるのはおかしな話です。

まずは、この考え方をしっかり頭に入れておいてください。そして、高校生になったら、ある程度自主性を尊重するようにしましょう。

もちろん、中学生のときにも自主性を尊重することは大事です。高校生は、中学生のとき以上に自主性を尊重すると、子育てがうまくいきます。

基本的な2つの考え方は同じ

2つ

私が、過去のメルマガ等でこれまでに繰り返しお伝えしている、「子育ての基本原理」というものがあります。

「子どもの要求に応えること」と「親の要求を押し付けすぎないということ」です。この2つをしっかり守ることが、子育てを成功させる大原則です。

この大原則は、小学生でも中学生でも高校生でも変わりません。

つまり、子どもが高校生になったからと言って、子どもの要求に応えなくなるというようなことは絶対してはいけないということです。

引き続き、子どもが望む要求には応え、親の要求は押し付けすぎないようにする、この2つは守っていきましょう。

今回の相談者の場合、愛情バロメータが低いのが問題

愛情

ここまで説明したことをしっかり意識してもらえれば、基本的には高校生の子育てはうまくいきます。

ただ、今回の相談者さんの場合は少し例外です。「高校2年生なのに、中学生のときと変わらず反抗が酷いとあります。

これは、子育ての方法を高校生用にアレンジしたら解決するというような問題ではありません。

では何が原因なのか?子どもの反抗が酷いのは、愛情バロメータが低いことが原因です。愛情バロメータを上げない限り、反抗期は収まりません。

まずはここから対策をしていくことが重要です。なお、愛情バロメータを上げる方法は、「思春期の子育て講座」で詳しく解説しています。

>>思春期の子育て講座

本日のまとめ

親子

子どもが中学生のときと高校生のときで、変えるべき子育ては、本人の自主性を尊重する度合いです。

高校生になったら、これまで以上に本人の自主性を尊重しましょう。また、高校生は義務教育ではないため、無理矢理勉強させるのも間違いです。

ただし、子育ての基本的な考え方自体は変わりません。「子どもの要求に応えてあげること」「親の要求を押し付けすぎないこと」そして、「愛情バロメータを上げること」

この3つは、引き続き行なっていきましょう。

明日ですが、「5教科250点以下から偏差値60の高校に合格した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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